周りで飛び回っていても特に気に留めることもなく、通り過ぎる光景だと思います。
23年の8月、炎天下のアスファルトの、歩道の真ん中でスズメの雛を見つけました。
親鳥が必死に呼びかけていましたが、まだ飛べず、アスファルトの灼熱で足の裏が傷つき、身動きができず、
歩行者や自転車にいつ踏まれてもおかしくない状態でした。
それでも、赤ちゃんながらも必死に生きようと親鳥を呼んでいました。
少しでも安全なところに。銀ゆび輪の自転車看板に移動させると、親鳥もちゃんとついてきました。
本当に小さくて、可愛らしくて、なんて平和ないきものなんだろう。
そんな出会いをきっかけに、スズメを見かけるとついつい立ち止まって観察するようになりました。
銀ゆび輪の近くにある赤羽公園はスズメたちがたくさんいます。
思わず笑ってしますほど、全員が全員ピーチクパーチクおしゃべりしていて、おしゃべりの大合唱になっています。
遊び好きで陽気なスズメたち。
自然の中で生きていくのは大変ですが、仲間たちと楽しく、日々勇さんに暮らしている小さな社会がありました。
そんなスズメたちとの出会いから生まれた
「SUZUMEと天然石のゆび輪」 です。リングには、自由気ままな一面と、反対側には雛と親鳥、ザクロを彫りました。
ザクロは子孫繁栄をあらわす縁起の良い果実です。
燻し仕上げは落ち着いたアンティークな雰囲気で、濃淡により絵柄を浮き立たせます。
第一弾は、モアサナイトとビビットカラーの色石をご用意しました。
楽しんでいただけましたら嬉しいです。一つ一つ手作業で仕上げますので、ご注文から10日前後のお日にちがかかります。
お急ぎの場合や、サイズのご相談などお気軽にお問合せください。